[よっつ屋根の下]

大崎梢さんの[よっつ屋根の下]を読みました。
医者の父は不正を告発して病院を追われて千葉の銚子に小学生の長男フミと一緒に引っ越します。
父は正しいことをしたが、製薬会社のお嬢様である母と妹は東京に残り一家はバラバラです。
中学受験の勉強を頑張っていたけど誰も味方をしない父についていきました。
最初はフミの視点、次は父、母、妹の視点で短編が続きます。
家族は一筋縄ではいかない。
誰もがわかりますけが、そこが丁寧に書かれています。
単純に親族が皆で父を責める中で母親までも賛同しないって冷たいなと思いましたが、彼女にはそれなりの葛藤がありました。
ただ、残念なのが最後の短編での母親の決意ですね。
家族の場所は守られたからもっと先には良いことがありそうですけど、もやもやとした読後になりました。